快適生活メモ
いざというときの備えにも! ガスコンロでできる“火育”を考えてみよう(2024.3.26)
“火育”という言葉を知っていますか?
火育とは、人間の歴史において、とても大きな役割を果たしてきた火について、その正しい知識や重要性を学ぶことをいいます。
ところが近ごろは、ご家庭から、仏壇のマッチやろうそく、たき火などの風景が消えつつあります。
それにより、子どもたちが火について学ぶ機会が極端に少なくなっているのです。
つまり、ガスコンロはご家庭内で直火を扱うことができる貴重な存在でもあるのです!
もちろん、火の危険性を伝えることは重要です。
そして、それと同時に、安全・安心に使えるように教えることも、とても大切なことです。
また安全な火の使い方を知ることは、災害の備えとしても有効です。
マッチやろうそくの使い方だけでなく、いつもは電気炊飯器で炊くご飯を直火=ガスコンロでも炊いてみて、分量や時間の配分を覚えておけば、いざというときの備えになります。
防災の備えとしてカセットコンロを用意しておけば、万が一ライフラインが止まってしまったときも、あたたかいご飯を炊いて食べることができますよ。
土鍋がない場合も、フライパンや鍋でもご飯を炊くことができます。
さらに、ガスコンロでおいしいご飯をつくることは、火育に限らず、食育にもなります。
自分たちの手で調理したご飯を、おいしく食べることがもたらしてくれる幸せを、ぜひご家族で体験してみてください。
小さなお子様が火を扱う際は、必ず大人の方が付き添ってくださいね。
ガスコンロでご飯を炊いてみよう
お子様がガスコンロを使うタイミングは、普段の料理のお手伝いでもいいですが、まずはぜひご飯を炊いてみることをオススメします。
ガスでご飯を炊くと、炊飯器では味わえない、ぴかぴか、もちもちのお米に! ガスならではの直火で、ご飯をおいしく仕上げてくれるのです。
土鍋でご飯を炊いた場合は、そのまま食卓へ。テーブルで取り分けたら、よりおいしく感じるかも? 特別なごちそう感を演出してくれます♪
ガスコンロでご飯を炊く方法は、以下を参考にしてみてください。
準備するもの
- 土鍋(ふたつきフライパンや鍋でも可)
- お米3合(4~5人分)
- 水(適宜)
- ガスコンロ(カセットコンロでも可)
- ボウル(浸水用)
※ 土鍋はガスコンロ専用のものを使用してください。
炊き方
- お米をとぐ(やさしくかき混ぜる)
- お米に浸水させる*(夏場は30分、冬場は1時間)
- 土鍋にお米を移しふたをしたらガスコンロにかけ、強めの中火で沸騰させる(10分程度)
- 沸騰したら弱火にして、10分加熱を続ける
- 火を消して10分蒸らす
※ 土鍋で浸水させるとヒビの原因になるため、ボウルを使ってください。